Midjourneyで複数のプロンプトを指定する方法を解説｜マルチプロンプトとウェイト（重みづけ）

この記事では、Midjourneyのプロンプトに複数のテキスト要素を含める方法を解説していきます。

この記事を読むことで、Midjourneyに対し複数のプロンプトを明示的に区切って指定する方法や、それぞれのプロンプトに重みづけする方法を理解することができます。

マルチプロンプトとは

Midjourneyに対しプロンプトを複数指定することを「マルチプロンプト」と言います。

マルチプロンプトを指定するときは、「:: 」（二重コロン2つとスペース）で各プロンプトを区切ることで、Midjourneyに対して「複数のプロンプトを使うよ」と指示したことになります。

kentucky:: fried:: chicken --ar 3:2 --v 6.0

よくサンプルのプロンプトに書かれているカンマ「,」はMidjourneyでは区切り文字として認識されません。

例えば「american shorthair」というプロンプトを入力する際、「,」で区切るか「::」で区切るかによって、以下のように生成される画像に違いが出てきます。

amerikan, shorthair

american, shorthair --ar 3:2 --v 6.0

amerikan:: shorthair

amerikan:: shorthair --ar 3:2 --v 6.0

3つ以上のプロンプトを指定する際も同様に「:: 」で各単語を区切ります。

tokyo sky tree

東京スカイツリー

tokyo:: sky tree

東京とスカイツリー

tokyo:: sky:: tree

東京と空と木

「::」の後にスペースを空けずに数字を入力することで、各プロンプトに重みをつけることができます。

tokyo:: sky::2 tree

空に焦点が当たる

tokyo:: sky:: tree::2

木に焦点が当たる

Midjourneyの重みづけには以下のルールがあります。

・「::」の後に数字がない場合は1が入力されたことになる

・重みは相対的　「tokyo::2 sky::1」と「tokyo::100 sky::50」は同じ意味

重みに「-.5」を指定すると、そのプロンプトはネガティブプロンプトになり、生成した画像に含まれなくなります。

tokyo

tokyo:: people::-.5