この記事では、Midjourneyに対し画像に含めない要素(ネガティブプロンプト)を指定する、–noパラメータについて解説します。
この記事を読むことで、画像生成時に含めたくない要素を指定することができるようになります。
–noパラメータ
Midjourneyでは、–noパラメータを使用することで、生成する画像に含めたくない要素を指定することができます。
プロンプト --no item
具体例:海の画像から雲を消す
The sea on a sunny day
The sea on a sunny day –no cloud
含めたくない要素を複数指定する
–noパラメータに複数の要素を指定する場合は、要素をカンマ「,」で区切ります。
--no item1, item2, item3
具体例:渋谷から雨と(可能な限り)人を消す
Shibuya, Japan
Shibuya, Japan –no people, rainy day
マルチプロンプトの重みづけで描きたくない要素を指定する
マルチプロンプトを指定する際、重みづけに「-.5」を入力することで描きたくない要素を指定することもできます。
具体例:–noパラメータでの指定と重みづけでの指定
tokyo
tokyo:: people::-.5
※マルチプロンプトについてはこちらの記事をご覧ください。
–no と 否定形プロンプトの違い
Midjourneyの公式によると、Midjourneyの生成AIはプロンプトに書かれたすべての単語をイメージの要素として考慮すると記載があります。
そこで、否定形のプロンプト(例えば「~がない」や「~を入れないで」)を指定すると、逆にその対象物が画像に含まれる可能性が高くなります。
※「果物なし」と「果物」に対する解釈は、人間とMidjourneyとでは異なるため。
そのため思い通りの画像を生成したい場合は、プロンプトには画像に表示したいものだけを含め、画像に表示したくないものは「–no」パラメータを使用することが推奨されます。
具体例:プロンプトに「人がいない渋谷」と入力すると、人が生成される
Shibuya without people